2024年12月20日
グリーフケアの新たな理解
先週、私たちはグリーフケアと人生会議に関する研修に参加しました。この研修を通じて、グリーフケアに対する新たな理解を深めることができました。通常、グリーフケアは利用者様が亡くなった後に行うものとされていますが、実際には存命中からしっかりと準備を行うことが重要であるということが強調されました。それぞれの家庭には独自の歴史があり、完全なテンプレートに当てはめるのは難しいため、個々のニーズに寄り添いながらオリジナルのエンディングを作り上げることが大切です。
悔いのない時間を作る役割
グリーフケアの目的は、ご本人や家族にとって良かったと思える、次に進めるような悔いの残らない時間を作り出すことです。私たち医療従事者は、患者様とそのご家族が心穏やかに過ごせるようサポートする役割を担っています。一般の方が実際にグリーフケアを行う際には、医療の専門性がないために不具合が生じることがあります。そのため、医療介護関係者が主体となってグリーフケアを行うことが望ましいという結論に至りました。
積極的な取り組みの展望
当医院では、今後も緩和ケアに注力し、グリーフケアや人生会議に積極的に取り組んでいく予定です。保土ヶ谷区医師会様、新横浜在宅クリニックの皆様には、この貴重な学びの機会を提供していただき、心から感謝しています。私たちは、横浜市と同様に、グリーフケアや人生会議を通じて、患者様とそのご家族に寄り添ったケアを提供し続けることを目指しています。
参考リンク: 新横浜ヒロクリニック訪問診療